2014/02/17

カイロのカフェでコーヒー占い

最新の中東カルチャーを洗練された形で伝えるBrownbookでは、エジプト系レバノン人のララ・バラディ(Lala Baladi)氏によるコーヒー占い(Coffee reading)を紹介しています。



カップに残った茶葉の形で占いをする「茶葉占い」のように、ターキッシュ・コーヒーを飲み割った後に底に残った粉の形で占うそうです。



パリで生まれロンドンで教育を受け、1997年からカイロに住んでいる彼女は、広告写真の製作マネージャー、ラジオアニメーター、写真ジャーナリスト、アラブ・イメージ基金の研究メンバー、雑誌編集ディレクター、展覧会キュレーターなどをこれまでに経験しており、アート感覚に優れているのは明らかです。

"Diary of the Future"(2007-2011)が代表作であり、この作品では病床の父を尋ねた人々がベッド横でターキッシュコーヒーを飲む行為を儀式化したものです。肺がんで亡くなる1ヶ月に製作されたにも関わらず、幸せに満ちた雰囲気が溢れているという不思議な作品だそう。



アラビア語、仏語、英語を話す彼女ですが、昔から言葉で物事を伝えるのが苦手だったそうですが、「カメラに出会って自己表現の完全な形を発見した」そうです。

カイロ内のカフェに座る、エレガントな佇まいのBaladi氏。

(c. Brownbook)

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