抗議デモ 最新情報

本日は続く抗議デモの最新情報をお伝え致します。

まずはここ数日起きた出来事についてですが、
8日にモルシ大統領はテレビ演説を行い、先月発表した自らの権限を強化する大統領令を撤回しました。

しかし一方で15日に予定される新憲法草案の是非を問う国民投票は実施する方針を表明したため、
野党派は国民投票の延期を呼びかけるデモを行っています。

(Haarets)

また大統領は国軍に対し、国民投票の結果が公表されるまでの間、
警察と全面的に協力して治安維持と重要な国家施設を防衛するよう命じ、民間人を逮捕する権限も付与しました。

（2011年2月のムバラク前政権崩壊後、6月にモルシ氏が大統領に選出されるまでエジプトを暫定当時した国軍は、
政治危機には中立的な立場を維持するよう努めてきました。）

(ANSAmed)

11日夜にはモルシ大統領の出身母体であるムスリム同胞団と野党勢力が同日に大規模デモが予定されており、
7人が死亡し数百人が負傷した5日の大規模デモの再来が懸念されています。（11日15:30現在）

現在は15日の国民投票が実施されるか否かが一番の焦点であり、
同日までに両者の緊張が一段と高まることが懸念されています。