2013/07/26

非イスラム教徒のラマダン攻略法

イスラムの教えに基づき約1カ月の断食を行うラマダンですが、
イスラム教徒でない人がこの時期をスムーズに過ごす方法がDaily News Egyptで紹介されてます。

ラマダンの間、イスラム教徒の人々は日中には物を食べず、飲み物を飲まず、タバコを吸いません。
特に暑く喉が渇く時期であり、タバコを吸う人が多いという事情を理解し、周囲に気を配るというのが何より大切なことです。

断食中の人々の目の前で美味しそうに水を飲むのが失礼であることは明らかでしょう。
このような状況で、彼らが怒りを露わにしたり断食を押し付けてきたりすることは非常に稀ですが、
少しの気遣いを見せることで非常に感謝されるのは確実です。

こちらはラマダン中の夜の風景。お店には人が集まります。

(c. Daily News Egypt)

また断食をする一方で夜は遅くまでみんなで食事をするため、日中は怒りっぽくなったり眠くなったりする人が多いのも事実。
カフェイン、ニコチン不足もこれに加わります。この点を頭に入れておくだけでも違うでしょう。

それからラマダンの期間の日中は道に車も少なく渋滞もひどくありませんが、
イフタール(夜の食事)に近づくに連れて道路は車と人で溢れるので、タクシーを捕まえるのも一苦労でしょう。

もしエジプト人にイフタールに招待された場合は、以下の三つを覚えておきましょう。

①時間通りに到着すること
夜の食事を楽しみに一日を過ごしてきた彼らを待たせるのは非常に失礼です。

②何かホストへの手土産を持参すること
デザートを近くのペストリーショップなどで購入するのが確実です。

③イフタールの時間帯に電話をかけないこと
この時間に多くのエジプト人が話をしたくないのはおわかりでしょう。


最もシンプルかつ重要なアドバイスは、常識的に考えるということ。

ラマダン中にはたくさんの素敵な出来事が起こるかもしれないですし、彼らは喜んでお祝いに招待してくれるでしょう。
ただ、少しの気遣いと敬う気持ちを持っていればいいのです。

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