2014/11/17

夜のナイル川

エジプトを見守るように雄大に流れるナイル川は、砂っぽいコンクリートの街と対照的に穏やかな安らぎを与えてくれます。

日中は、釣りをする人、橋の上で秘密の待ち合わせをするカップル、伝統的な木の帆船フェラッカに乗って涼む人と様々。それが夜になると雰囲気ががらっと変わり、川沿いにカラフルなボートが並び、船上でパーティーをする人、大勢で集まる若者たちで賑わいます。


ハート、星、テディベアなどのネオンが輝く夜のナイル川。





お客を引き寄せるため、蛍光カラーでライトアップされる小さなボート。





川辺に集まり何時間も過ごす若者たち。




大きな音で音楽を流す大型ボート。




川辺のテラスにやってくる人々に紅茶を売る、小さな手作りスツール。



電飾でライトアップされた、人の集まる待ち合わせ場所。



家族や友達に囲まれ幸せそうな花嫁は、これからナイル川クルーズへ。

(c. Daily News Egypt)

2014/10/31

エジプトを旅するなら、いま。

エジプトは世界有数の観光国であり、毎日たくさんの観光客が世界中からやってきていました。アッパーエジプトの古代遺跡も、カイロの騒がしいストリートも、観光客で溢れているのが当たり前の景色だったのは、3年前の改革が起こる前のこと。

観光客は戻りつつあるとはいうものの、改革以前の水準とは比べものになりません。治安の回復は進み政情は非常に安定しているものの、観光客の足が遠のいているのは明らかです。

つまり、エジプトの主要観光地にはいま、人がいないのです。人ごみは苦手だけれどエジプトの遺跡探索には目がない旅行者は、今こそエジプトを訪れる時。置き去りにされたような趣の遺跡や、おとぎ話に出てきそうなバザール、そして観光客を心待ちにするエジプト人たちが待っています。


秘密廊下の探索者を手招きする、アレキサンドリアのカーイトバーイ城塞




 らせん状のミナレットで知られるカイロで最も美しいモスクの一つ、イブン・トゥールーン




平和的な静けさが漂うバハレイヤ近郊の砂漠に陶酔



カイロの喧騒から離れて、コプト教の教会での落ち着いたひととき



アスワンでヌビア人的なおもてなしを体験

(c. Daily News Egypt)

2014/10/06

シーワで本物のオアシスに出会う

エジプト西部砂漠に位置するシーワ(Siwa)は、オアシス、温泉、サンドボーディングなど様々な楽しみ方ができ、エジプトでの滞在時間に余裕がある方や、数回目のエジプト訪問の方などに人気があります。

冷たい湧水が砂漠に湧き出ている様子は、言葉からイメージするオアシスそのもの。非常に大きくまるで海岸のようでもあり、ビーチバレーをする観光客も。少し離れて静かな場所に移動すれば、風に揺られる草花を眺めながら、風情を感じることもできます。



市街地に近い鉱泉の一つである「クレオパトラ鉱泉」には自転車や馬車(ロバ車?)で行くことができます。泳がなくても日光浴をしたり、お気に入りのくつろげる場所を探したり、それぞれの楽しみ方が。



そして、アクティブな活動家にはサンド・ボーディング。スノーボードで雪の上をすべる要領で、砂の上を進みます。ただ滑り終わった後、上まで自力で歩いて戻ってくるのが少し虚しいところ。



こちらは、神託(オラクル)神殿からの眺め。オアシスとはまた違った趣があります。



シーワ探索の終わりは、砂漠の温泉で。一日の疲れを癒すと同時に、特別な経験になるでしょう。

(c. Daily News Egypt)

2014/09/17

エジプトで本格イタリアン

エジプトで本格的なイタリアンが食べられると評判のお店が、ザマレクにある「Pizza Mia」です。




人気のピザは、GustosaやRomana(約550円)、新鮮なマッシュルームが入ったBosca(約600円)など。一口食べたら止まらなくなる味です。サイズも大きすぎず、お腹のすいた人なら一人で食べきれる大きさ。



ボロネーズ・パスタ(約560円)は、トマトベースのソースと牛肉のシンプルな味が引き立つ定番メニュー。


そして、忘れてはならないのがこのティラミス。
まさにティラミス(Tirami Su=イタリア語で「私を元気づけて!」の意)の名の通り、笑顔で店を後にすることができるでしょう。


(c. Daily News Egypt)

2014/09/09

ハイになるエジプト伝統舞踊

エジプトで1世紀の歴史を持つ、伝統舞踊のタンヌーラスーフィーダンスという名前でも知られます。




どんどんスピードを上げながら回転する男性は、もはや人ではなく色のついたもやのように見えてきます。腰に巻いた長いスカートはタンバリンの音色に合わせてリズムを刻むよう。




ただただひたすらに回転し、ランナーズハイのように気持ちよくなるまで続け、苦しみが抜けたときに、神と一体になったかのような安らぎを体感できるという昔のスーフィズムの修行者の行った修行から発展した芸能なのです。 (c. Egypt Travel Guide

(c. Daily News Egypt)

2014/09/01

ハーン・ハリーリの指輪はどこから来る?

カイロで観光地としても良く知られる、大きなハーン・ハリーリ市場。

お土産を買う場所としても人気がありますが、この市場で売られている安価なネックレス、指輪、イヤリング、ブローチなどはどこからやってくるのでしょう?




中国からの輸入品もありますが、実はハーン・ハリーリ市場の裏で石を磨いたり、色をつけたりしているものも。







このように丁寧に作られているとわかると、アクセサリーへの愛着も増しますね。

2014/08/25

エジプトでフォンデュ三昧

ヘリオポリスにあるザ・フォンデュ・ポット(The Fondue Pot)は、エジプト初のフォンデュ料理専門店です。
フォンデュは、ヨーロッパのフランス語圏を発祥とする、「溶ける、溶かす」という名の料理。

一口サイズのパンやブロッコリーなどの野菜をチーズにつけるチーズ・フォンデュ。





ミルクチョコレート35%とダークチョコレート75%を絶妙に合わせたチョコレートのフォンデュ。



熱した油で肉などの食材を揚げて食べるブルゴーニュ・フォンデュ(オイル・フォンデュ)。



まだまだ珍しいこれらの外国料理専門店ですが、エジプトの食シーンの国際化は確実に進んでいます。

(c. The Fondue Pot Facebook Page)